外壁補修工事
Exterior Wall Repair
外壁補修工事
下地補修工事では、壁や天井などコンクリート躯体部分に生じたクラックなど劣化部分を補修します。
下地補修の良否は後の施工に大きく影響が出ます。
下地の状態次第で建物の寿命・耐久性は大きく変わります。
樹脂モルタル充填
コンクリートがひび割れたり、欠落しそうな部分をハツリ落とし鉄筋を防錆処理した後
樹脂モルタル(ポリマーセメント系・エポキシ樹脂系)で施工する工法です。
欠損ハツリ落とし
モルタル充填
欠損補修 工程
タイル注入工事
ステンレスピン挿入やエポキシ樹脂注入などによって、外壁やタイルの剥落を防止するために
浮部を強力に接着・固定させる工法です。
タイルの浮いている隙間にエポキシ樹脂(接着剤みたいな液)を注入し、
アンカーピン(ステンレスピンの事)で建物に固定します。
工程としては、①マーキング→②目地部分に穴あけ→清掃→③エポキシ樹脂注入→アンカーピン挿入→
④目地詰め→⑤補修完了の順で施工します。
アンカーピン工法
穿孔
エポキシ樹脂注入
タイル張り替え工事
この工法は、文字そのままで、タイルを貼替える工事です。
浮いている部分が広範囲の場合や、タイルにクラックが有る場合は張替になります。
クラックの処理については、0.2mm以下のクラックの場合漏水の恐れが少ない場合や、
周辺の浮きが無い場合は張替えしないこともあります。
また、クラックの巾が0.2mm以上の場合は、既存タイル撤去後、
塗装下地補修のクラック処理同様のUカット等の処理した上で新規タイル貼りします。
タイル割れ(クラック)
ひび割れ(クラック)補修 低圧注入工法
専用の器具を用いて、ひび割れ内部にエポキシ樹脂等の補修材を低圧で注入する補修方法になります。
シール工法、Uカットシール材充填工法での補修は、表層、または壁内15mm程度までの補修となりますが、低圧注入での補修はひび割れ内に加圧して注入しますので、ひび割れ深層部まで補修を行うことが出来ます。
構造上主要な壁(耐力壁)のひび割れや、壁面を貫通しているような大きなひび割れの補修に適した工法です。